いかしたファンキー・ラジオ
 |
人気ランキング : 4,346位
定価 : ¥ 1,785
販売元 : ワーナーミュージック・ジャパン
発売日 : 1998-02-25 |
 |
いいCDなのに、タイトル名で損してる? |
「いかしたファンキー・ラジオ」なんだこりゃ?
「ラリー・グラハム&グラハム・セントラル・ステーション」ダブルでなんだこりゃ?
タイトル、アーティスト名、CDの絵とワケが解らないものだらけ。
だけど、中身はすごくいい。見た目で損している人の典型みたいなCDです。
まず、音なんですが、1曲目で「コレ、人の手で弾いているの?」っていうぐらいエネルギーがあって衰えません。1曲目で圧倒されますが、かといって全体的には暑苦しくなくていいと思います。
次に、歌声なんですが、近所の歌のうまいおっさんが歌ってる感じです。とはいっても、人柄がにじみ出てくる感じです。色々と苦労してきたらしいですが、そんな逆境を感じさせない、逆にいい方向に向けてしまう人柄が見えてきました。
コレを目の前でやられたら、小さなことでうじうじしている自分があほ臭くなります。「アンタにゃ負けたよ。オタクに任せときゃ大丈夫」ってな感じになります。
いろんな意味で、いいベーシストです。っていうか、スーパー・ミュージシャンです。
もし、あなたがベースかなんか演奏するなら、かえってびっくりすると思います。要は、スラップっていうテクニックは最近珍しくもないですが、普段耳にするスラップとは同じようでも違う。音にこの人の「性(さが)」が、出まくってます。やっぱり、元祖は違うなあ。久しぶりに、曲を早送りしたり、スキップしませんでした。
 |
元祖チョッパー、ラリーグラハム |
チョッパーをするベーシストはたくさんいますが
このネトネトしたグルーブを出せるのはこの人だけじゃないでしょうか
前作まではグラハムセントラルステーション名義でしたが
このアルバムからラリーグラハム&セントラルステーションになり
良くも悪くも
ベースの音量があがり
楽曲もよりグラハム中心になりました
アルバム全体でいうと今までのものからすると
だいぶクオリティは落ちていると感じます
ただ、一曲目の「パウ」、これはすごい
曲間に各パートのソロまわしがあるんですが
グラハムのチョッパーソロが凄まじい
何故かベストなどにはこの曲は全然入ってないので
このためだけにこのアルバムを購入する価値はあると思います
 |
名曲「POW」が入っています。他の曲もすごく良い。 |
GCSのアルバムはどれも陽気で楽しく思わず踊りだしたくなるようなものばかりです。それはやっぱり、ワイルドでパワフルなラリーグラハムのベースのおかげでしょう。スラップベースをフューチュアーしたファンクミュージックは星の数ほどありますが、ラリーグラハムのパワフルなプレイの前ではどれもかすんでしまいそうそです。洗練されたフュージョン系のスラップベースに慣れていた私にとってラリーのぶっとくて、武骨なサウンドのベースプレイは新鮮で衝撃的でした。田舎に住んでいたため中々アルバムを入手できなかったとはいえ、こんな楽しくて素晴らしい音楽を聴かずに過ごしてきたことを悔しく思ったものでした。で、「GCSでどれが一番好き?」と言われたら、とても難しいですが、どうしてもこの作品になってしまいます。何故かというと、やっぱり名曲「POW」が入っているからです。ファンク系のチョッパーならこれさえあれば十分とういうような感じのかっこいいベースが聴けます。この曲のベースフレーズが好きな人はたくさんいるかと思いますが、私も大好きです。基本的にスラップベースというのは好きではないのですが、ラリーグラハムは別です。洗練された軟弱なチョッパーベースしか聴いたことの無い人は是非聴いてみてください。きっと元祖のすごさを思い知らされることでしょう。それと楽曲の方もミディアムテンポのメロウなものから、ゴリゴリのファンクまで充実してますので単純に良い曲が聴きたいと思っている人にもお勧めです。
 |
ベーシスト必聴の一枚 |
このアルバムの1曲目、POWを聴いてみてください。
必死でコピーしようと試みたが、まったく無理でした。
ラリー・グラハムのチョッパーベースが唸ります。