エンターテイメントに強い「ぴあ」の良さと、専門の執筆陣による精力的な取材。
双方の実力がマッチしたフィギュアスケートのムック。
トリノ五輪目前というタイミングで注目の集まる有名選手のみにスポットを当てるだけではなく、
果敢にも”フィギュアスケートの魅力すべて”を紹介しながら
誰にでも楽しめる本にしたところに作り手の並ならぬ情熱を感じます。
むっくにしてはずっしりと厚めで、値段も高めですが、ぎっしりと詰まった中身のボリュームはそれ以上。
とにかく詳しく幅広く載っています。写真も豊富でとてもきれい。
ツボを押さえた気の利いたコメントが楽しい「定番音楽&プログラム」「伝説のプログラム」「衣装大解剖」は特にお勧め。
充実のコラムに、注目の振り付け師Dウィルソンや佐野稔コーチのインタビューなどは興味深いお話がいっぱい。
雰囲気を楽しむだけでは物足りない人には五十嵐文男さんの「フィギュアスケート『通』の見どころ」をお勧めします。
冬季オリンピックの年になるとフィギュアスケート熱が上昇するという人は、選手名鑑で今から選手達をチェックしましょう。
以上はほんの一部です。そして、この本は一人で読み耽るのも勿論良いけれど
いつの間にか家族の誰かが勝手に開いて読んでいたり、友達に見せたり、そんな光景が浮かびます。
この本があればテレビの試合中継で、肝心の競技の時間を潰してまで
なぞった程度のいい加減な情報をいちいち流す必要はもうありませんね。
一家に一冊、ぜひどうぞ。