サイキックディテクィテヴのシリーズもついに5作目を迎えた。シリーズの連番を順序よくプレイしているユーザーは意外と少ないという珍現象は有名?な話だが、単発でストーリーが完結するのは、この5作目から次回作の、ソリチュード上下を含む3部作という構成になっているが為に、Vol4で最後となっている。その割に、Vol5ナイトメアまでしか発売されていない機種が存在し、なおかつ、”それ”を最後にサイキックシリーズから興味が失せたプレイヤーも少なくないのは否定できない。
現に、Vol5ナイトメアは、シリーズ上、”最もつまらない”・・・これはアンケートなどですでに実証されているし、自分もまったく同感だ。悪夢もとはまさにこの事を言うのだと思った。
物語では、主人公の降矢木が恋人のリエカ森崎と同棲し始めた。おそらくこんな体たらくな姿勢が悪夢に苛まれる要因であったのだろうし、その後の展開がつまらないだけでなく、シリーズ上、最も降矢木が弱かったりもする。敵対するサイコアナリスト、ミハエル・ボランスキーには反撃の余地無しに、剣で刺され、腕を切断される。(不思議な事にその腕の切断面には骨がないのだ)
この不利な展開を打開するのが、蘭香芳とローズマリーの存在である。このようにサイキックディテクィテヴシリーズは、"そもそも"か弱い降矢木を女性がふりまわし、そして女性が補佐するという、完全なる女性上位主義である。それはVol1からの白鳥財閥の鬼婆から始まり、Vol2では両性具有者が登場するように、強固なフェミニストはシリーズの共通点であり、心理学的に置き換えてみれば、母体回帰の本能がこのようなプロットを生み出したのではないかとも思っている。
そして心象世界は一見、広大無辺であるようだが探求すればするほど、答えはDNAによって支配されていることがわかるだろう。
あなたはこの悪夢を見るに耐えうるだろうか?
ところで、サイキックディテクィテヴ・シリーズはメーカーサイトで購入できるので、製造中止になったのではない。しかし、なるべく早い段階で買っておかないと、いきなりサイトごと消滅するから気をつけた方がいいかも。