2枚のこどもの写真からこの本ははじまる。
ひとりはブラジルの、ひとりはアフリカの子どもである。
同じエイズという病気にありながらひとりは生に希望をもち、ひとりはホスピスで静かに死を待っている。
日本の一企業でコストの制約を受けながら医療に関わっているもののひとりとして、特許は当然守られてほしいと願う。
この本はそんな私に非難や攻撃ではなく、淡々とした事実として「開発コスト」や「権利」という当然のことを上回る現実を語っている。
特許、知財の影の部分に光をあてた一冊。知財に興味のある方にもおすすめの1冊。