野性の証明
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定価 : ¥ 4,935
販売元 : 角川エンタテインメント
発売日 : 2000-09-22 |
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商品名 |
納期 |
| ¥ 4,935 |
野性の証明 |
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元自衛隊特殊部隊の味沢は、ある集団殺人事件の唯一の生き残りである娘、頼子を養女として引きとり、育てていた。しかし、彼の住む街に巣くう大物実力者一味の陰謀に巻きこまれてしまったことから、味沢のなかに眠る野性が再び呼び起こされていく…。大スター高倉健主演による、角川映画第3弾のバイオレンスアクション超大作である。原作は『人間の証明』と同じ森村誠一。クライマックスの戦闘シーンの数々は、国内では撮影不可能と判断してアメリカロケを敢行した。戦車や銃器など、本物の迫力にあふれている。80年代最大のアイドル映画スター、薬師丸ひろ子の記念すべきデビュー作でもある。東映ヤクザ映画路線の個性派俳優も、大勢出演。主題歌は町田義人『戦士の休息』。(的田也寸志)
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今みると良くできた作品です。 |
封切り時にも見ましたが、その時はあまり興味を持ちませんでした。
しかし、20年の月日が過ぎて観てみると薬師丸ひろ子の大根演技も
初々しくて中々好いです。
まぁ、最近のアイドルの演技に比べてれば、上手いって感じですが。
その中で高倉健と中野良子の演技が光ってます。
ストーリー的には近未来的には起きそうに無いストーリーですが、
何時の時代も国家権力の持つ底知れぬ怖さを描いてます。
観て、損の無い作品だと思います。
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やや大味? でもエンターテイメント作品としては水準以上! |
(ネタバレなし)
全体的には楽しめました。ただ、ストーリーには「ご都合主義」的な部分や「あり得ねぇー」と思える部分、細かな違和感などが多く、やはり30年近く前の作品('78年作品)であることは否めないな、といった印象を受けました。ひとことで言えば「大味(おおあじ)」です。☆4つも、かなりあまい採点です。
でも、そういったことを除けば山場があり、人間模様あり、涙する場面があり、ド派手な爆発シーンも連続して、常にハラハラドキドキ感もある。エンターテイメントとして水準を超えた作りになっていると思います。高倉健は最高にかっこいいです。若い人には、このかっこよさをぜひ一度見てほしいですね。
理屈抜きで、しかも固いことを言わずに2時間(143分)楽しみたい!……そんな人なら誰でも楽しめるアクション映画ですね。逆に、ストーリーに整合性やつじつまが合っていることを求める、完璧主義な映画ファンの方には、ちょっと向かないかもしれません。
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角川映画の代表作 「Never Give Up」 |
1970年代の邦画を席巻したのは角川映画でした。そしてその代表作を選ぶとなると、間違いなくこの『野性の証明』という事になるでしょう。印象的なTVのCM(このDVDの特典映像で「お父さん恐いよ」や「Never Give Up」を再び耳にすることが出来て大満足)、文庫の売り上げを視野に入れたメディアミックス、豪華絢爛たる名優達の競演、日本では無理なのでアメリカでロケした大迫力の戦闘シーン、等々。作品の完成度からいっても規模からいっても第一級の映画です。
作品中「味沢の優しさが奴をここまで追いつめたのだ」という元上官の言葉があります。思うに村での惨殺事件に関与しなくてもいずれ味沢は体制に対して「野性」を発揮して闘わねばならなかったのではないでしょうか。もしかしたらテロリストに薬師丸ひろ子のような子どもがいたり、正義感に満ちた中野良子のような反体制的ジャーナリストを消せと命じられたりして、職務拒否をした挙げ句やはり闘うことになったのでは。原作では偶然のいたずらと彼の良心の葛藤がもたらした悲劇という色彩が濃いのですが、この映画では主演に高倉健を迎えたことによってまた別の深みが生まれました。任侠シリーズで池辺良とともに大立ち回りをする姿と重なる訳です。だからミステリー風味が少し後退し、しかしその一方強烈なドラマ性が生まれたのです。
それにしてもこの映画のスケールは大きい。特殊工作部隊の描写から始まって、羽代市での日常と政官財一体となった汚職、正義の告発、それがカタストロフィを迎えた後に再び特殊工作部隊との死闘…。原作の素晴らしさ故なのでしょうか、この映画に登場する諸要素を全て十二分に生かし尽くして映画が閉じていきます。まるでギリシア悲劇のように味沢が関わったもの全てが滅んで。143分という長尺であることも全く気になりません。もはや現在の邦画にはこれだけのものは作り得ないと思います。やはり角川映画の代表作です。
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「宣伝一流、作品三流」の面目躍如 |
折角、実銃を使っているのに、かぶせている発砲音は、当時の刑事ドラマのそれで、ショボ過ぎ。
一瞬、音が途切れるところがあったりと、経年劣化は仕方が無いが、せめてオリジナル音声版に加えて、デジタル再音響効果化版を付けるくらいのサービス精神が欲しかった。
設定でも、冒頭に、特殊部隊が険しい山中にラペリング降下して、単独行動・生存訓練を行うくだりで、一人の隊員が、あまりの空腹からか、はたまた狂気からか、自分の左腕にナイフをつきたてて喰らい付くシーンがある。当時小学高学年の私には衝撃的なシーンではあったが、実際、そんな程度のサバイバル技術と精神力の人間は初めから特殊部隊になぞ選抜されないハズで、ここでもショボさを露呈しておりました。
当時から「宣伝一流、作品三流」と揶揄されていた角川映画だが、改めて見てみても、チョット金掛けた2時間サスペンスドラマって感じで、高倉健ファンと反自衛隊サヨク程度にちょうど良い出来映えとなっておりますです。
星二つの内ひとつは、当時密かに思いを寄せていた薬師丸ひろ子に、
もうひとつは、「600万ドルの男」の局長に。
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森村誠一らしい映画。 |
共産主義者の森村誠一原作とあって、実に奥深い内容の映画となっている。違憲の軍隊と呼ばれる自衛隊の存在意義を、巧みな肯定と否定の技術で鑑賞者はそのことを考えさせられる。国民を守るための自衛隊が、国民に銃を向ける矛盾。そして、自らの犯した残虐性に疑問を持ち、除隊した味沢(高倉健)の持つ人間愛。一度は味沢を憎んだものの、その無差別な愛情に名台詞「おとうさーん」を叫んだ頼子(薬師丸ひろ子)の熱演は、今でも私の心に響いている。キャスティングも内容も実に豪華そのもので傑作といえる一枚だ。有事法制にゆれる現在に問題提起する、堂々たる森村誠一の力作。