その印鑑、押してはいけない! 「ハンコください」が招く悲劇
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定価 : ¥ 1,365
販売元 : 朝日新聞社
発売日 : 2004-08-05 |
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銀行は市民の預金を剥奪するハゲタカだ! |
印鑑にまつわる金融被害を描くドキュメンタリーである。「通帳盗難」、「第三者保証」、「公正証書」、「私製手形」などを例示し、世界でも稀有な「はんこ文化」の恐ろしさを説く。取り上げた問題は多岐にわたるが、法律的には民法における「準占有者に対する弁済」、「包括根保証の制限」、民事訴訟法における「文書の真正における二重の推定」などについて、詳しく掘り下げて論じている。特に最後の問題は、国会でも議論された消費者運動である「民事訴訟法第228条第4項の廃止」を強く訴える。「はんこ」をめぐる立法や判例は、「相殺における無制限説」など、ことごとく銀行取引の円滑化を最優先にしてきた。しかし、「企業金融」を前提に成立している法理が、近年急激に増加している「個人金融」に妥当しない。私は、それらの論点について、自分の身にも降りかかり得る危険を考えず、単純に判例の結論を記憶していた。形式的な法解釈の危険性に対する警鐘をも含む、意欲作である。自己防衛のため、この本をすべての人に読んで欲しい。
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しまった!と後悔する前に |
銀行や商工ローン、悪徳商法に騙され、裁判所に突き放されたホットで生々しい実例と、対策だ。知らないうちに巨額の借金を背負っていた。預金が勝手におろされていた……。金融機関はすべて実名で、サスペンスのように読めた。
キーワードは「ハンコ」。融資や連帯保証などの契約書にハンコを押して、「こんなはずでは」と後悔する前に、一度読んでおきたい。取り引きでも裁判でもハンコが万能なのは、80年も前にできた法律のためとか。これだけ被害が出ているのに、なぜ改正が検討されないのだろうか。